マニュアル撮影ノススメ
こんにちは、たかぴ(@takapyx)です。ブログ開設して1週間、全く更新しておりません。
自分のための備忘録とはいえ、人に伝える内容を書くというのは緊張しますね。
毎日更新している人たちは凄すぎる・・・。
さて、初めてのちゃんとした記事の投稿、何にしようかと考えましたが、やっぱりカメラに関する話にしようと思います。
僕はカメラが好きです。本格的にハマりだしたのは昨年秋にNikonの一眼レフ D750を買ってからですが、試行錯誤を繰り返して、自分のイメージする写真を撮っていくのがとても楽しいです。
この自分のイメージ通りの写真を撮るためには、マニュアル撮影を行うのが最適だと考えています。
オートで使ってもそれなりに綺麗に撮れるスマホやミラーレス全盛の時代にあえてのマニュアル撮影というと少しとっつきにくいですし、それ程写真が上手くない僕が話してもあまり説得力は無いかもしれませんが、写真の楽しさが大幅upすると思いますので、カメラ初心者の方は是非試してみてください。
マニュアル撮影とは
マニュアル撮影とは、読んで字のごとく、マニュアル操作でカメラ設定を行い、写真撮影を行う事です。(説明になってないですね・・・。)
具体的に設定する項目としては、①絞り、②シャッタースピード、③感度(ISO)が挙げられます。
この3つを自分で設定し、思い通りの写真を撮る事が、マニュアル撮影の醍醐味です。
マニュアル撮影は楽しくて個人的にはとてもオススメですが、当然デメリットもあります。
メリット、デメリットをまとめると次の様な感じです。
マニュアル撮影のメリット
①楽しい
まず、マニュアル撮影のメリットはなんといっても楽しいことです!
撮りたい写真のイメージを思い描いて設定を考え、撮れた写真を見てもっと良い写真を撮るために設定を追い込んでいく課程はとてもわくわくするものです。
最後に納得いく写真が撮れたときの満足感もまた素晴らしいです。オートモードでは、自分で写真を作っていくこの楽しさはなかなか味わえないんじゃないかなーと思います。
②思い通りの写真が撮れる
オートモードでは、自分のイメージ通りの写真を撮る事は難しいです。背景をぼかして被写体を浮かび上がらせたポートレートや、絹のように滑らかになった川の流れ等を偶然に頼らず自分の思い通りに撮るためには、自分で設定を決めるしかありません。
尚、自分で設定を選ぶ方法としては絞り優先、シャッタースピード優先モードなんてのもありますが、僕はあまり使用することがありません。理由は後述します。
③カメラに詳しくなる
マニュアルで思い通りに撮影するためにはカメラの操作に詳しくなければなりません。マニュアル撮影の練習をする内に、カメラや撮影のメカニズムに詳しくなっていきます。
僕もD750を買う前に比べてカメラに関する知識が大幅に増えたと感じています。(実力があまり伴ってきていないのが辛いところですが・・・。)
比較撮影してみると・・・
撮影モードの比較の為に、我が家のダンボーを適当に撮ってみました。
(尚、露出を合わせるために、現像で微妙に露光量を合わせ込んでいます。)
【写真1】撮影モード: オート、絞り: f4.0、シャッタースピード: 1/60sec、感度: ISO800
【写真2】撮影モード: マニュアル、絞り: f3.0、シャッタースピード: 1/15sec、感度: ISO100
【写真3】撮影モード: マニュアル、絞り: f36、シャッタースピード: 8sec、感度: ISO100
今回の例ではオート撮影の写真1とマニュアル撮影で意図的に背景をぼかした写真2には、大きな差はありません。
でも、感度が高くなるとノイズが激しくなるため、三脚を使えるシーンでは僕は出来るだけ低感度で撮れる様にマニュアルを多用しています。
写真1とマニュアル撮影の写真3では写りに大きな差があります。もし、背景をぼかさずシャープに撮りたければ、写真3の様に自分でレンズを絞り込む必要があります。
この様に自分のイメージに合わせて、設定を考えられるのがマニュアル撮影の良いところで楽しいところです!
マニュアル撮影のデメリット
①難しい
やはり、完全マニュアル撮影はオートに比べて難しいです。マニュアル撮影を薦めている僕ですが、設定に失敗して、真っ白に飛んだ写真やブレブレで使い物にならない写真を撮る事が多々あります。慣れない内は、絶対に失敗出来ないシーンではオートで撮影する方が無難かもしれません・・・。
(もっとも、撮影モードをRAWにしておけば救済出来る写真も多いので、僕はあまり気にせず、マニュアル撮影を多用しています。)
②撮影の手間がかかる
マニュアル撮影では、一番の問題かもしれません。熟練のカメラマンであればこんなことは無いのかもしれませんが、オートに比べればシャッターを押すまでに時間がかかります。
オートであれば、「被写体にカメラを向ける」「ピントを被写体に合わせる」「シャッターを切る」の3手順で済んでいたものが、マニュアル撮影では、「どんな写真を撮りたいか考える」「絞り、シャッタースピード、感度を設定を合わせ込む」という手順が追加されるため、一瞬の撮影チャンスを捉える難易度は上がります。
こんな記事を書いてはいますが、僕は一瞬で設定を合わせ込める様なスキルは無いため、どうしても撮影までにもたついてしまいます。
スキルアップのために要練習ですね・・・。
③人に頼みづらい
観光地等で人に撮影をお願いする機会ってありますよね?こういう時は僕は完全オートモードにして頼んでしまいます。
自分で設定を合わせ込んでからお願いすればマニュアルで撮影出来るかもしれませんが、もし撮影に失敗した時に、何度も人にお願いするのは気が引けますので、ここは妥協点だと思っています。
絞り/シャッタースピード優先モードは使いどころを考える
絞り優先、シャッタースピード優先モードは非常に便利な機能です。絞り優先モードは理想の絞りさえ合わせ込めば、シャッタースピードや感度は自動で設定してくれるため、素早くイメージ通りの写真を撮る事が出来ると思います。シャッタースピード優先モードも同様です。
でも、僕はあまりこれらのモードを使用する事はありません。それは、自動で設定されるシャッタースピードや感度が自分の望み通りになるとは限らないからです。
例えば、絞りを絞り込んで写真を撮ると露光量が不足して写真は暗くなるため、絞り優先モードでは自動的にシャッタースピードは遅く、感度は高く設定され、写真は明るく補正されます。
でも、マニュアル撮影の時なら、三脚を持っていれば感度は低くしたままシャッタースピードは遅くしようと考えますし、手持ち撮影であれば感度を上げてシャッタースピードも早くしようと考えます。その時の現場の状況によって、必要な設定は変わるんです。でも、カメラはそこまでの状況判断は出来ませんので、思い通りの撮影が出来ないリスクがあります。
それに後でRAW現像するのであれば、露出は多少ずれていても救済出来るため、自分の判断でシャッタースピードと感度を設定出来るマニュアル撮影の方が思い通りの写真が撮れる可能性が高くなります。
手間はかかっても満足出来る写真が撮れるのが、マニュアル撮影の良いところです。
まとめ
どんな時でもマニュアルで撮影出来るだけのスキルがあれば別ですが、シチュエーションによってはオートやプログラムオート、絞り優先、シャッタースピード優先モード等の使い分けは必要になると思います。
とはいえ、やっぱりマニュアルで撮影出来ると写真の楽しさが格段にアップしますので、僕はほとんどの場面でマニュアル撮影出来る様に、目下練習中です!
今回は詳しく書けなかった絞りやシャッタースピード、感度のそれぞれの詳細についても、機会があればまた書いてみようと思います。
それではまた!